くしろエコ・フェアの歩み

くしろエコ・フェアは、地域の環境意識の向上を目指し、毎年開催されています。ここではこれまでの歩みをご紹介します。

「くしろエコ・フェア」は、私たちの暮らしと環境のつながりを見つめ直し、地域でできるエコな取り組みを共有するために、2007年から始まりました。自然豊かな釧路の地で、子どもから大人まで多くの市民が参加し、環境について学び、語り合う場として発展してきました。

地域の学校・行政・市民団体・企業など多様な主体が連携し、環境標語・絵画コンクールや講演会、展示、体験型ブースなどを通して、持続可能な社会の実現に向けたメッセージを発信しています。コロナ禍による中断を経て、2023年には「SDGs」をテーマに再始動し、環境のみならず広く社会課題に目を向ける場として再構築されました。

年表で見るフェアの開催履歴

年度 主な開催内容・会場 備考
2025年(予定) 釧路市中央図書館 秋開催として定着を目指す(11月予定)
2024年 釧路市中央図書館 引き続き「SDGsの視点から」をテーマに。17団体出展
2023年 釧路市中央図書館 「SDGsの視点から」をテーマに復活開催
2021~2022年 開催なし 新型コロナの影響・準備期間
2020年 中止 新型コロナウイルス感染拡大により開催中止
2019年 イオンモール釧路昭和 サンコート広場 13回目の開催。親子連れに人気
2018年 イオンモール釧路昭和 サンコート広場 商業施設と連携、来館者層に訴求
2017年 まなぼっと幣舞 多目的ホール 環境団体によるパネル展示・工作体験
2016年 まなぼっと幣舞 多目的ホール より広い会場での開催に移行
2008~2015年 釧路市こども遊学館、交流プラザさいわい 他 イベント構成が定着、標語・絵画コンクールも恒例に
2007年 釧路市博物館・図書館・こども遊学館 初開催。1か月にわたる企画展とイベント

広がるテーマ、深まるつながり

初期は地域の自然保全やエネルギー問題など、環境を中心としたテーマが主でしたが、近年では「SDGs(持続可能な開発目標)」や多世代交流、地域循環型社会の形成など、社会全体の課題とも深くつながる内容へと発展しています。 「環境にやさしい暮らしって何だろう?」「子どもたちにどんな未来を残せるだろう?」――そうした問いを、市民一人ひとりが持ち寄り、考える時間と空間が、このフェアにはあります。

これからも、くしろから環境の未来へ

「くしろエコ・フェア」は、市民、行政、教育機関、NPOなどが協力してつくる参加型のイベントです。2025年以降も地域の特色を活かしながら、環境と人をつなぐ活動を続けていきます。変わりゆく社会のなかでも、「地域からできること」を考えるこのフェアが、多くの出会いと学びの場になっていくことを願っています。